帰宅恐怖症の夫が激増



帰宅恐怖症とは、夫が妻に対し恐怖や窮屈感を感じ、家庭に居場所を見いだせずに、家に帰ることが苦痛になり、自宅に帰れなくなる精神病の事をさします。

うつ病の一種とも言えます。

本来なら、仕事を終えて帰る家は、ホッと一息つける場所なのに、その家で心が休まらない、そんな環境ができると帰宅恐怖症になります。

原因は、妻のモラハラの積み重ねがベースとなりますが、子供に無視される等、とにかく家では自分が否定されることが続きます。家で居場所が無くなります。

そうなると、男の自尊心はズタボロですよね。

そりゃあ、男ですから1回や2回は家に帰りたくない日もあると思いますが、それが毎日になれば帰宅恐怖症になっていると考えても間違いないと思います。

帰宅恐怖症になっている夫の特徴としては、めったやたら残業をしてくる、帰ってくる時間が毎日遅い、毎晩1杯飲んでくる、休みの日も休日出社が多いなどです。

帰宅したくないから、わざと残業を入れたり寄り道をするんですよね。また、休日出社も。そもそも、休日出社が無い日でも会社に行くふりをして家を出ます。

さらに症状が進むと、家に帰ろうとすると気分が悪くなったり、家にいる時にイライラしたり頭が痛くなったり、不眠症になることもあります。

そして、インテーネットカフェやカプセルホテルで寝泊まりするようになります。

もっとひどくなると、解離性遁走ということにもなりかねません。解離性遁走とは、苦痛を伴う感情的体験から逃れるために、日常生活 を行っているいつもの場所から突然抜け出して放浪し、過去の一部または全部を思い出すことができなくなる精神病です。

行方不明者の中には、解離性遁走という人も多くいます。そういう人達は、最終的に新天地で別人として暮らしているわけです。

そうならないために、自分が帰宅恐怖症だとはっきり自覚できたのであれば、心療内科に相談に行く方がいいです。

で、帰宅恐怖症を克服するためには、医学的な治療以外にも、原因となっている事柄を取り除く必要があります。

基本的には、妻のモラハラですよね。

でも、夫を帰宅恐怖症に陥らせている妻のほとんどが、自分がモラハラをしている事に気付いていません。

そもそも、帰宅恐怖症になる夫は、妻から、毎日毎日なんらかの小言やダメだしを言われつづけています。

「給料が安い」「隣の旦那さんは稼いでいる」「着たものは自分でたため」「脱いだら重ねる」「食事の食べ方が汚い」「トイレの便座を上げて小便をするな」例を出すときりがありません。

これって、小さい事の積み重ねです。そういう小さい事の積み重ねが帰宅恐怖症に導くのです。

実際は、もっともっときついことを言われ続けているのですが、妻は、それがモラハラだと気付いていません。

なので、こういう場合は、妻の小言を止めてもらうことから始めるのがセオリーです。

さらに、気付いていてやっている場合もありますよね。

「自分の分だけ食事がない」「近所に悪い噂を流されている」「ブタだのと悪口を言われる」「あなたと結婚したせいで私の人生は最悪だと言われ続ける」

こういう、明らかに分かっていてDVやモラハラをしているのであれば、言ってもなおらないと思います。それどころか、ますますエスカレートすることにもなりかねません。

そういう場合は、離婚という選択肢を選んだり、別居をするのが一番の治療法だと思います。

夫は責任感から我慢して、あまりそういう行動を取らない傾向がありますが、逃げたっていいんです。でないと、自分が壊れます。父であり夫であるまえに1人の人間なんです。

こういう帰宅恐怖症の夫というのが、最近は増加しています。

原因としては、女性が強くなりすぎて、かつ、男性が弱くなってきていることがあるでしょう。景気がよくないっていうのも隠れた原因だと思います。

まあ、とにかく自分が帰宅恐怖症だと思った夫は、悪化させないように、心療内科に相談に行ってみてください。

ちょっと抵抗があるかもしれませんが、医療機関なので、守秘義務はありますし、丁寧に話を聞いてくれます。

逆に、夫が帰宅恐怖症かもと思った妻のあなたは、夫を否定していないか?小言を言い続けていないか?そういう点を見つめなおして改善してみてください。

気付いたということは十分やり直せる可能性がありますよ。

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