養育費の滞納を防ぐ方法

養育費は、離婚時の取り決めの際の最も大きなお金です。
月々の支払い自体は、そう大きくはありませんが、20歳まで払い続けるなんて考えると、大きな金額になります。

そうなんです!養育費は支払い期間が長いのです。
そうなると、滞納という事が起こります。

離婚全体において、養育費を最後まで1回の滞納もなしに支払い続けるのは約1割なんて言われていますが、この養育費の滞納を何とか防ぐ事は出来ないでしょうか?

答えとしては、100%防ぐことはできません。
しかし、滞納の確率を下げることはできます。
ここでは、養育費の滞納確率を下げる方法を書きます。

まず、離婚時に養育費の取り決めをして、書類に記載することです。
それも、公正証書や調停調書などの強制執行可能な書類にすることが基本です。

これは、そこいらのサイトでも養育費の滞納を防ぐ方法として書かれています。しかし、これだと滞納は起こります。
では、どうすればいいのか?
最初の工夫として、この書類に以下の2つのことを加えれるように、協議または調停で同意してもらいましょう。

その1。養育費支払い義務者に対しての、住所・連絡先・職場が変更になった際の通知義務を入れる。とくに、職場というのがポイントです。これは、あくまで滞納した際に、給料差押えの強制執行をしやすくするためのものですが、万が一の保険になります。

その2。通常、養育費は指定する口座にいついつまでに振り込んで支払うという設定になることが多いと思います。その振込を、自動送金の方法に変えてください。これは、養育費を支払う側が、金融機関に申込みしないといけないのですが、書類を書くだけです。

そうすると、指定した期日に毎月自動的に振り込んでくれます。この指定する期日を、給料支払い日の翌日に設定することもポイントです。

毎月、振込するのって結構面倒くさいんですね。とくに、男性は、こういう作業がなおざりになります。しかも、自ら振り込むとお金が減るのが分かるわけなので、テンションも下がります。こういったすべてを解消できる夢のような方法が、養育費の自動送金による支払いです。これを導入できるだけで、養育費の滞納の確率はグッと下がります。

しかし、ここで一つ気になることがあります。それは、手数料です。この手数料は、金融機関ごとで変わります。同じ銀行同士なら無料の所もあります。そうでなくても、50円~432円くらいの間がほとんどです。その辺は、金融機関に尋ねてみてください。

もし、1回432円取られるとなると、養育費を支払う側も自動送金を渋るかもしれません。そういう時は、その手数料を自ら負担すると提案したらいいと思います。例えば、養育費が月4万円としたら、4万円から手数料を引いた金額を自動送金するというような設定にするわけです。この方が、普通の振込よりよほどいいですよ。

以上が、書類上での養育費の滞納確率を下げる方法ですが、ここからは、その他の方法で養育費の滞納確率を下げる方法を書いていきます。

まず、基本中の基本ですが、子供と面接交渉をしっかりさせてください。基本は月に1度の面接交渉です。
この方が、子供により愛情を持つことができますし、子供の為の養育費という意識が芽生え、滞納を防ぐことができます。
実際、家庭裁判所調査官の研究において、養育費払っている親と子供との面接交渉が円滑に行われている場合には、養育費は高い率で支払われているという結果が出ています。

でも、子供と会わせたくないという人がいたら、それは自分勝手にも程があります。
逆に考えてみましょう。あなたは、近所にいる仲がいい赤の他人の子供に対して何万円ものお小遣いを何年も支払い続けることができますか?

子供に会わせてもらえないのに養育費を支払い続けるってことはそういう事なんですね。理解しておきましょう。
なお、面接交渉することが子供の成長に取って明らかによくないという場合は、話は別ですが…

次に、可能な限り円満離婚すること。いくら子供の為の養育費といえど、やはり、禍根を残す相手にお金を支払う行為は不愉快です。そう思われないためにも、できる限り円満に離婚しましょう。

さらに、養育費金額を無理な金額にしないことです。養育費は長期にわたって支払い続けるものです。無理な金額を設定すると、必ず滞納という事が起こります。なので、養育費の金額は、無理な支払いでない相場が一番という事ですね。

それだと、安いというのであれば、親権を主張しなければいいだけです。親権者になるのであれば、あなたが努力して何とかするくらいの気概は必要ですよ。

さあ、まだまだありますよ。養育費をもらっていることに対して、たまにはお礼を言いましょう。これは「ありがとう」というだけでいいです。メールでも電話でもいいと思います。たまでいいので、感謝の気持ちを伝えましょう。かりに、「そんなの当り前だから感謝するほどのものでない。」と思っていても。滞納率を下げるためと思って伝えてください。

そして、最後です。
これは、再び書類の問題なのですが、養育費に連帯保証人を付けましょう。
ただし、これはハードルが高いです。
詳しくは養育費の連帯保証のページで解説しています。

以上が、養育費の滞納率を下げる方法でした。

性善説的な方法・性悪説的色々と書きましたが、とくに、自動送金と面接交渉させること、無理な養育費金額を設定しないことは重要なので、努力しましょう。

強制執行は、あくまで最終手段です。
まずは、できることで養育費の滞納確率を下げていきましょう!!

養育費を相場以上にもらう方法

養育費は、普通の離婚において最も大きな金額が動く決め事です。月1万円違うだけでも、年間12万円、10年だとなんと120万円も変わります。
養育費をもらう側としては、子供の為にも1円でも多くもらいたいはずです。

もし、離婚調停や離婚裁判で養育費を決めると、養育費の金額は、養育費算定表の範囲内になることが多いです。なので、養育費を1円でも多くもらうのであれば、協議で合意させる必要があります。

そこで、女性専用ですが、男性である夫との交渉のコツをマスターして、養育費の金額をうんと引き上げる方法など離婚交渉を巧みにする方法を記載したマニュアルがあります。

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