ホンマでっかTVでしていた弁護士の意外な使い方ランキングの現実
2015年6月3日放送の「ホンマでっか!?TV」でしていた「弁護士の意外な使い方ランキング」が面白かったので紹介します。
ただし、これについての真実も厳しく書きます。
では、早速、番組で紹介されていたランキングを紹介します。
3位 結婚相手選びの失敗回避。
2位 険悪になった夫婦関係の修復。
1位 結婚後の浮気問題をもめずに解決。
3位については、婚前契約書を作成依頼をするという事ですが、作成経験を持つ弁護士は一部しかいません。それに、婚前契約書については行政書士も作成できます。そして、弁護士より安い。
ただし、ごく一部の行政書士しか婚前契約書の作成経験は経験はないでしょう。とはいえ、婚前契約書を専門にしている行政書士がいます。
2位については、弁護士が夫婦をカウンセリングし、肝となった原因を見つけ出すという事ですが、カウンセリング能力を持った弁護士なんてごく一部です。
ほとんどの弁護士はカウンセリングで重要な傾聴と受容をしません。これに関しては、大きな間違いです。そもそも、弁護士にとって、夫婦を修復させるより、夫婦を離婚させた方がお金になります。
とはいえ、ごくごく一部にはそういう事もできる弁護士がいます。そういう弁護士はいい弁護士です。でも、そういう弁護士をみつけるのが難しいんですよね。
この分野に関しては、夫婦問題アドバイザーや離婚カウンセラーといわれる人達が適任です。ただし、経験豊富な人でないといけませんよ。
1位は、これに関しては、弁護士が依頼者と同行して相手と話をして穏便に手を引かすというものですが、示談交渉の一種なので、法律で仕事としては弁護士しかしてはいけないことになっています。でも、この示談交渉権をどんな手段を使っても司法書士や行政書士などに広げないようにしているのが弁護士の業界なのです。
それなのに、示談交渉をしないという弁護士はかなりいます。そりゃそうです、面倒くさいもん。
これをやれる能力がある弁護士はごくごくごく一部なうえに、その依頼を受ける弁護士なんてその中の一部です。番組内で紹介されていた事例も有名企業の社長の例でした。つまり、金次第です。着手金と成功報酬でいったいどれだけかかっているのか知りたいですね。
下手に能力のない弁護士にこれを依頼したらかえってこじれるでしょうね。
とはいえ、こういうのに長けている弁護士がいることも確かです。すんげー高いでしょうけどそういう弁護士であれば活用するのもアリですよ。
以上です。
なんか、弁護士について否定的な意見ばかりに聞こえますが、私が言いたいのは、こういう事ができる弁護士はごく一部だという事を知ってもらいたいだけです。弁護士に誤解をしないで欲しいだけなんです。
こういう能力を持っている弁護士を探し出して依頼をすれば、本当に心強いですよ。
まあ、めっちゃ金はとられるでしょうけどね。