全力離婚相談第3話を見た感想
2015年1月スタートのNHKのドラマ「全力離婚相談」の第3話を見た感想です。
最初は、真矢みき演じる主人公の竹内美晴(女性の弁護士)が事務所を構えて、第1話で解決した女性を補助者として雇っていて、その人にホームページを作成してもらっているシーンから始まります。
で、相談料の設定から入るのですが、1時間6000円です。しかも、延長料金も無しです。
竹内弁護士いわく「時間やお金を気にしたら、悩み事なんて吐き出せない」ということで、相談料は延長料金なしの6000円ぽっきりにしました。
なんていい弁護士なんだ。言ってることは間違いないです。
しかし、現実を考えると安すぎです。
現実だと、事務所や生活を維持するのに、この価格設定だと、経営が成り立ちません。そもそも、弁護士は、毎月バカ高い弁護士会会費も払っていますし…
で、第1号の相談者が来ます。
その方は、夫の浮気を疑っています。
そして、竹内弁護士は、仲間と一緒に自らが探偵行為までして、浮気調査をします。
その結果、夫は浮気でなく、女装趣味で、そういう店に寄ることがあるということでした。
女装趣味だから、口紅や香水の匂いが付くわけです。
それを依頼者に伝えます。
当然、依頼者は驚き、離婚も考えますが、竹内弁護士が、夫の事を調べた結果から、色んな話をし、もう一度話をしてみるべきという結論に。
結果、夫は女装趣味を告白し、依頼者である妻もそれを理解して離婚回避となりました。
竹内弁護士、見事な仕事です。
依頼者にとって何が一番いいのか考えて行動します。
実際、女装趣味の人はいます。
その人たちは、それを妻にカミングアウトできずに悩んでいたりします。
今回の話は、そういう話でした。
ばれたら離婚という人も多いと思いますが、第3話では、離婚せず夫の事情や気持ちを妻が分かってくれました。もちろん、竹内弁護士の助言があったからこそですが。
この話でも、竹内弁護士がいなければ離婚という結論になったでしょうし、現実だと、まず離婚されます。
なので、ちょっと人が抵抗感を持つような趣味を持っていてやめられないのであれば、結婚する時にカミングアウトした方がいいですよ。それで、結婚がダメになったのであれば、それは仕方ないと考えましょう。
ところで、再三私が事務所経営が成り立たないと言っている通り、第3話の終わりの方で、今回の依頼は調査機材等の経費を引くと赤字というのを言われていたのはリアルでしたね。
ということで、「こういう弁護士が増えてくれることを切に願う」というのが、第2話と同じく第3話を見た一番の感想です。