離婚した元夫・元妻との再婚
離婚した相手と、再び結婚できるのか?ということについて書きます。
要するに、元夫・元妻と再婚できるか?という事ですね。
結論から言いますと、再婚できます。
でも、一度離婚した人と再婚するなんてことはあるのでしょうか?
実は、これ、結構あります。
分かりやすい例だと、夫が事業に失敗して借金を背負うが、取立て等でとても生活できる環境でなく、周りを納得させるために一度離婚して別居するような場合です。
そして、落ち着いたあと再出発したら再婚するという流れです。
偽装離婚っぽいですが、法的には可能です。
こう言うケースはドラマみたいですが、実際、ドラマですね。あまりありません。
では、どういうケースが多いのかというと、配偶者の浮気・不貞が原因で離婚したケースです。
浮気、それもどちらかというと軽い浮気がばれて、それが許せず離婚に至ったという場合です。
感情的になって、ついつい離婚という選択をしてしまったが、いざ離婚して子供の事や相手とのことを考えると離婚しなければよかったと後悔。
その相手も「できたら離婚したくなかったけど、悪いのはこっちだから仕方ない。」というような思いを持っている。
その2人がたまたま街で会ったり、子供がいれば子供との面接交渉時に話をする機会があり「やりなおせないか?」というような提案をした場合に、「再婚しようか?」となり、再婚するケースです。
焼け木杭に火がつくようなもんですね。
これ、または、これと類似したパターンで、離婚相手の元夫・元妻と再婚というのが大多数です。そう考えると、性格の不一致が原因で離婚するような場合だと、同じ相手と再婚っていう事は、普通はないでしょうね。
ちなみに、再び離婚して、また再婚したというのも知っています。つまりは、同じ相手と結婚→離婚→再婚→離婚→再婚という事ですね。繰り返せるんですね。まあ、普通はいないですが…
ところで、もし、浮気が原因で離婚して、離婚相手と再婚する場合には、絶対に守ってもらいたい鉄則があります。それは、過去の浮気を持ちださないことです。
でも、夫婦喧嘩の時についつい言ってしまう事もあるかもしれませんが、ついついくらいならまあいいでしょう。
問題は、ネチネチくどくどことわるごとに蒸し返すのがダメという事です。そうすると、再び離婚します。
なお、この元夫・元妻との離婚・再婚でも離婚歴は付きます。
ですが、普通の離婚・再婚と違う点があります。
それは、女性でも、離婚後すぐに再婚できるという事です。
知っているかもしれませんが、日本では民法733条の規定により、女性(妻)は前婚の解消又は取消しの日から6ヶ月間は結婚することができません。
これは、子供の父親推定の観点からそう決められているわけですが、離婚前も再婚相手も同じ相手なので、子供の父親が誰なのかということが不明確ということがないからです。
以上が、離婚した相手と再婚できるか?ということについてでした。
もし、勢いで離婚してしまったことを後悔しているのであれば、ダメ元、物は試しにその気持ちを伝えて「再婚できない?」と聞いてみましょうね。