離婚調停の期間



離婚調停の期間はどれくらいか?
つまりは、離婚調停を申し立てたら、どれくらいの長さでおわるのか?という事を書きます。

結論から言うと、離婚調停の期間は、その離婚調停しだいなので、それこそ千差万別で、はっきり言って決まっていません。

それでは役に立たないので、離婚調停期間の目安・平均を言うと、3箇月から6箇月くらいが多いと思います。1年以上続くというのは、まれなケースでしょう。

離婚調停の期間を考える時に、離婚調停を申立てしてから、どんな風に期間が流れていくかを知っておく方がいいので説明します。

まず、離婚調停の申し立てをします。申立の日から、2週間~1箇月先くらいで最初の調停期日が設定されます。

そして、最初の第1回目の離婚調停の日が来ます。1回目で離婚調停が成立、又は不成立という事は、ほとんどないので、1回目の離婚調停終了後に、2回目の調停期日を決めます。

家庭裁判所や調停委員の都合も含め、いくつかの期日の設定がありますが、当事者双方の都合も聞いてくれますので、ダメな場合はダメと言えばいいです。ですが、その分、先の期間が設定されることが多いので、期間は延びていきます。

もちろん、相手の都合もありますので、毎回毎回スムーズな期間設定がされるとは限りません。相手がダメだった場合も、さらにその1箇月先くらいというのが多いようです。もちろん、1週間とか2週間後なんてこともあります。

基本的に、次回調停の期日は、1箇月先くらいの日取りを設定されますが、家庭裁判所の都合や込み合い方で、2箇月先なんてこともありますし、その時相手がNGなら、その分を合わせて3箇月先なんてこともありえます。

ここで面白いのが、年末年始やお盆・GWなどの休みが絡んでくる時です。こういう時は、たいてい期間が延びます。たとえば、1箇月ごとに離婚調停が開かれていても、その1箇月後がGWだとしたら、その期日に関しては1箇月半先とか、2箇月先とかになることが多いです。

家庭裁判所を含め裁判所という所はいまだに究極のお役所仕事をしています。なので、かなりの人が、隙間などを有給で埋めて休みます。それでその分期間が延びやすくなります。これ、結構ふざけた話ですが事実です。

話を元に戻して、この第1回目の離婚調停が終わると、その家庭裁判所のその時の期間設定がおおよそわかるので、そんな感じで進んでいくと判断でき、期間の目安を知ることができます。分かりやすく言うと、この時、次回調停が1箇月後だとしたら、おおよそ1箇月に1回開かれるのだなと推測できます。

そういった感じの期間設定で、離婚調停は成立または不成立になるまで、繰り返し進んでいきます。

ここまで、離婚調停期間を考える上での説明をしましたが、最初に言った離婚調停期間の目安3箇月~6箇月というのは、あくまで1箇月に一度は離婚調停がきちんと開かれていた場合です。

先述したとおり、込み合っている家庭裁判所などでは2箇月に一度という事もありますし、相手の予定の都合で先延ばしになるようなケースでは、その分、離婚調停期間が延びると考えてください。

併せて、1箇月という短い期間で離婚調停が終わるという事は、まずないと考えてください。

あるとしたら、双方ともに弁護士がついていて、離婚調停はあくまで調停前置主義をクリアするための形式的なもので、離婚裁判で戦う事が前提で、離婚調停の際に「一切折れる気はない」と双方が意思表示をし、いきなり調停不成立になるような場合です。

ただし、一刻も早く双方とも離婚したい夫婦で、常識的な条件ならなんでも認めてくれるような場合なら、一度で離婚調停が成立し1箇月という短い調停期間で終了という事もありえるでしょう。

そうでもない限りは、離婚調停は最低2~3回は繰り返されますので、離婚調停が成立するとしたら、早くても2~3箇月の期間は見ておいた方がいいです。

なお、この場合は、スムーズに離婚調停が進んでいる場合だけです。

そうでない場合は、2~3箇月の期間で離婚調停が成立するというのは相当早い方です。もちろん、調停委員の腕がよかったり、お互いに譲り合う精神があれば話は別ですが…

という事で、離婚調停に焦りは禁物です。離婚調停の期間は、半年くらいは当たり前と考えていてください。スムーズに話が進む場合に限って、離婚調停期間を3~6箇月と考えていいでしょう。

もちろん、1年以上の期間がかかるような場合もあります。
でも、実はこれはこれで、少しずつではあるが調停での話し合いが進んでいるということです。なぜなら、調停成立する見込みがないと判断されたら調停不成立になるからです。1年続いたということは、それなりに調停成立の見込みがあり見捨てられていないということです。

離婚調停の期間についての結論ですが、夫婦によりけりのケースバイケースと家庭裁判所しだいということですが、成立するような場合であれば3~6箇月は見ておく必要があるという事ですね。

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